フランス、テロ計画巡り男拘束 五輪と関連不明、ベルギーでも

07/25 23:02

 パリ市内を警戒する憲兵隊=25日(共同)

 【パリ共同】ロイター通信によると、フランスの警察当局は25日、テロ計画に関連した疑いがあるとして、18歳の男を拘束したと発表した。26日開会のパリ五輪との関連は明らかになっていない。23日にテロ計画への関連で拘束した別の18歳の男と交流サイト(SNS)で連絡を取っていたとしている。

 フランスの隣国ベルギーの検察当局も25日、警察がテロ攻撃の準備やテロ組織への参加、テロ資金供与の疑いで、7人を拘束したと発表した。テロの標的は「具体的には決まっていない」との見方を示しており、現時点で五輪との関連は不明とみられる。

 警察はベルギー全土で一斉捜索を行った。検察当局の報道官は欧州のメディアに「(捜索で)発見された物からテロに向けた準備を行っていたと思われる」と説明した。

 ベルギーのブリュッセル首都圏モレンベーク地区は2015年のパリ同時多発テロの一部容疑者の出身地で「テロリストの巣」として世界から注目された。翌16年にはベルギーの空港と地下鉄で、計32人が犠牲になった同時テロが起きた。

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