今季のプロ野球のタイトル獲得者らを表彰するNPBアワーズが26日、東京都内で開かれ、セ・リーグの最優秀新人(新人王)に巨人の投手船迫大雅(ふなばさま・ひろまさ)(28)=聖光学院ー東日本国際大卒=が選ばれた。福島県関係では、2008年に受賞したいわき市出身で元オリックスの投手小松聖(さとし)(43)=勿来工高卒=以来、16年ぶり2人目となった。
船迫は宮城県蔵王町出身。プロ2年目の今季は開幕1軍入りを果たし、51試合登板で4勝0敗22ホールド、防御率2・37をマーク。右横手から球速150キロに迫る球威十分の直球と、鋭く横滑りするスライダーを武器にセットアッパーの一角を担った。シーズンを通して2軍降格はなく、投手では12球団唯一の全試合ベンチ入りを果たした。
新人王の選出はプロ野球取材を5年以上担当する記者による投票で決まり、船迫は有効投票総数(302票)の約6割に相当する190票を獲得した。
船迫「来季は日本一に貢献」
素直にうれしい気持ちと感謝の気持ち。来季は日本一に貢献できる投球がしたい。どの場面でもいけるようにという心構えはいつもしている。