【パリ共同】ドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)が25日、パリ五輪のメインプレスセンターで記者会見し、中国の競泳23選手が2021年初頭にドーピング検査で陽性となりながら東京五輪への出場を許された問題で、ベンヤミン・コーエン事務総長は「この結論に抗議できる、具体的な信用性のある証拠はない」と話した。
この問題では世界反ドーピング機関(WADA)が独立検察官による調査で不正はなかったとの中間報告書を9日に公表し、米国反ドーピング機関(USADA)が内容を批判している。
コーエン氏によると、21年に匿名の情報提供があった。