停滞する梅雨前線の影響で、東北では26日も山形県を中心に大雨が降った。気象庁によると、早朝までの48時間に山形県の真室川町や新庄市、酒田市などで400ミリ前後が降る記録的な雨量となった。気象庁は山形県の6市町村に出していた大雨特別警報を警報に切り替えたが、河川の増水や氾濫、土砂災害、低い土地の浸水に最大級の警戒を呼びかけた。
気象庁は26日早朝の記者会見で、引き続き地元自治体の防災情報に従い、身の安全を確保してほしいと求めた。東北では30日ごろまで雨が降りやすい状況が続き、警報級の大雨となる恐れもあるとしている。
気象庁によると、東北の26日午前6時からの24時間予想降水量は、多い所で120ミリ。27日午前6時からは150ミリ、28日午前6時からは200ミリと見込んでいる。28日から29日は東北に低気圧が接近するため、雨量が増えると予想している。
記録的な大雨が降った地域では、再び雨量が多くなると、災害発生の危険性が高まるとして、気象庁と国土交通省は警戒を呼びかけている。