【パリ共同】パリ五輪は26日午後7時30分(日本時間27日午前2時30分)から市中心部のセーヌ川を舞台に開会式が行われ、17日間の熱戦が幕を開ける。パリで100年ぶり3度目の祭典。新型コロナウイルスによる制限がなくなり、競技会場や選手村は活気にあふれる。市内はテロ対策で厳重な警備態勢が敷かれる一方、観光客でにぎわい、祝祭ムードが高まってきた。
25日はサッカー女子で1次リーグC組の日本代表「なでしこジャパン」がフランス西部ナントでスペインと対戦し、1―2で逆転負けして黒星発進となった。
日本は海外開催で最多となる金メダル20個を目標に掲げ、銀、銅を含めたメダル総数では55個を目指す。2021年の東京五輪までに積み上げた夏の大会のメダル総数は499個。競技は27日に本格化し、柔道やスケートボードが始まる同日にも500個目到達が期待される。
5月9日にマルセイユでスタートしたフランス国内の聖火リレーはフィナーレが近づき、26日には聖火台に点火される。開会式では各国の選手団が船上パレードし、日本は93番目に登場する見通し。
前回の東京大会はコロナ禍で1年延期され、原則無観客での開催だった。パリ大会は組織委員会によると、五輪史上最多の880万枚以上のチケットが既に販売された。コンコルド広場や世界遺産のベルサイユ宮殿など観光名所も会場となる。
池田太・五輪サッカー女子日本代表監督の話 初戦ではいろいろな結果があると思っていた。最後まで規律を持って戦ってくれた。2戦目、3戦目で取り返せる。次に向けてしっかり準備したい。
藤野あおばの話 (直接FKで先制し)蹴りたい意思もあったし、思い切って蹴ったシュートが決まって良かった。(ブラジル戦へ)切り替えて、コミュニケーションを密に取ってやっていきたい。