自民党の石破茂元幹事長(67)は27日、鳥取県米子市で開かれた党県連会合で、9月の総裁選への出馬意向を事実上表明した。「この国を鳥取から変えるということをやってみたい」と述べた。正式に立候補すれば5度目の挑戦となる。党内基盤が弱く、国会議員票の上積みが今後の課題となる。報道各社の世論調査では次期総裁としてトップの人気を誇っており、総裁再選に意欲を示す岸田文雄首相の有力な対抗馬となる可能性がある。
石破氏は会合で、正式表明は地元・鳥取で行うと説明した上で、時期については「皆さまとお諮りする」とした。記者団から出馬の意向が固まってきているということかと問われ「いいでしょう」と答えた。