【パリ共同】セーヌ川の水質問題が懸念されているパリ五輪のトライアスロンで、28日朝に行われる予定だったスイムの公式練習が中止となった。前日までの降雨の影響で水質が悪化し、国際競技連盟の基準を満たせなかった。
日本チーム関係者によると、大会組織委員会は「24~34時間で改善される」との見通しを示しているという。セーヌ川での競技はトライアスロンで30日に男子、31日に女子、8月5日に混合リレーが実施される。水泳のオープンウオーター(OWS)も行われる。
セーヌ川は、水質悪化により1923年に遊泳禁止となった。大会を機に、大規模な水質改善に乗り出し、安全性をアピールした。