山梨県富士吉田市は1日、富士山の同県側登山道「吉田ルート」の登山者数が7月の開山後1カ月間で計5万8925人となり、昨年同期より約16%減少し、特に夜間は昨年より4分の1程度と大幅減だったと発表した。県が7月から夜通し登る「弾丸登山」を防ぐため5合目で入山規制ゲートの運用を始めており、市は「効果的な結果が得られた」としている。
入山規制は午後4時~翌日午前3時。市によると、吉田ルートの6合目を通過する登山者をカウントした。規制の運用が影響すると想定する時間帯を午後5時~翌日午前3時として分析すると、昨年同期より約76%減少していたという。