【パリ共同】全日本柔道連盟(全柔連)が女子日本代表の次期監督として、初の女性指導者の起用を検討していることが4日、関係者の話で分かった。2004年アテネ五輪金メダリストで東海大女子監督を務める塚田真希さん(42)らが候補に挙がり、調整している。日本柔道界で女性監督の誕生は近年の懸案事項だった。
東京、パリの五輪2大会を率いた増地克之監督(53)は2期8年の任期満了で今秋に退任する。
女子日本代表では13年に暴力指導問題が発覚以降、女性リーダーの抜てきについて議論されてきた。全柔連は実業団や大学から複数の指導者をリストアップして交渉中。10月の理事会で決定する方向だ。