第一人者の松山が五輪の歴史を塗り替えた。ゴルフで日本男子初のメダルを獲得。「3年前以上の結果を必ず出せるように頑張りたい」と、東京五輪の4位からの雪辱を期した通り、2021年マスターズ・トーナメント制覇の実力者が新たな勲章を手にした。
7月29日の記者会見で「東京で、プレーオフで負けてメダルを取れなかった悔しさは今でも覚えている」と明言した。フランス入りするまで五輪に強い意欲を見せていなかったが「メダルに対しての思いは、他の競技を見ていてすごく感じるところはある」と本番会場を目の前にして勝負師のスイッチを入れた。
メジャーの全英オープン選手権などから続く欧州での戦いを、好結果で締めくくった。4年に1度のスポーツの祭典で得た大きな手応えを胸に、主戦場の米ツアーで再び大暴れする。(共同)