週明け5日の東京株式市場で日経平均株価(225種)は大幅続落した。下げ幅は一時4600円を超え、1987年の米株式相場の大暴落「ブラックマンデー」翌日の下げ幅を超えて史上最大となった。平均株価は一時3万2000円を割り込み年初来安値を更新した。前週末2日に米国株式市場が大幅安となった流れを引き継いだ。東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=142円台まで上昇し、約7カ月ぶりの円高ドル安水準となったことも重荷となった。
株式市場の急落を受け、大阪取引所は5日午前9時16分から約10分間、東証株価指数(TOPIX)の先物売買を一時中断する「サーキットブレーカー」を発動した。投資家の混乱を避けるための措置で、同先物での発動は東日本大震災後の2011年3月15日以来。日経平均株価の先物でも午後1時26分から約10分間、発動された。
平均株価の午後1時現在は前週末終値比2315円04銭安の3万3594円66銭。TOPIXは183・25ポイント安の2354・35。