横浜市保健所は5日、京急百貨店(同市)の「日本橋鰻伊勢定」で販売されたうなぎ弁当やかば焼きを原因とする集団食中毒について、調理担当者の手洗いが不十分で、手袋も着用していなかったことなどが要因と推定されると発表した。7月25日から8月2日にかけ、立ち入り調査と再発防止の指導を実施した。
他にも、一部の商品に通常よりも長い消費期限を設定するなどのミスがあり、保健所は従業員への衛生教育や、食品保管方法の順守を指導した。
市保健所によると、土用の丑の日だった7月24日から25日にかけ、京急百貨店の地下1階の食品売り場で弁当など計1761食を販売。90代女性が死亡したが、因果関係は不明。