【パリ共同】パリ五輪ボクシング女子75キロ級の準決勝が8日行われ、カメルーン出身の性的少数者で難民選手団のサンディウィヌ・ジャンクーヌガンバ(25)はパナマの選手に敗れたが、ボクシングは3位決定戦がなく銅メダルを獲得した。2016年のリオデジャネイロ五輪から参加している難民選手団で初のメダル獲得となった。
観客席には、今大会初めて採用された難民選手団のシンボルマークの旗を振って応援する人もいた。ジャンクーヌガンバは試合後、悔しげな表情で報道陣の前を無言で足早に去った。
英BBC放送によると、ジャンクーヌガンバはカメルーンで認められていない同性愛者。10代初めに英国に渡った。