【パリ共同】日本選手団が11日、総括記者会見を開き、金メダル数と銀、銅を含めたメダル総数で海外開催の五輪最多を更新した成績について、尾県貢団長は「悔しさが残った選手はいるが、総じて実力を発揮した」と評価した。
銀、銅と比較して金の多さが目立ち「上位に残っているところで力を発揮している証明」と勝負強さを指摘。井上康生副団長は「『初』が付く種目のメダルが多かったことは大きな成果。4年後に控えるロサンゼルス五輪へ、早い段階から準備していきたい」と気を引き締めた。
大きな問題になった交流サイト(SNS)を通じた誹謗中傷に関し、尾県団長は「スポーツ界のみならず社会全体で解決する課題」と述べた。新型コロナウイルスの感染者は選手、関係者を合わせて10人程度だったことを明らかにした。水質が懸念されたセーヌ川を泳いだ選手の体調不良者は出ていない。