台風7号、東日本に接近恐れ 15日以降、Uターンに影響も

08/13 22:44

 気象庁の庁舎

 気象庁によると、13日午前、日本の南で熱帯低気圧が台風7号に変わった。発達しながら北上し、14日夕方から夜に小笠原諸島に接近する見込み。暴風域を伴って強い勢力で15日は伊豆諸島に、16、17日には東北や東日本に近づく恐れがあり、Uターンラッシュで混雑する交通機関に影響する可能性がある。

 海水温が高いため、本州付近に北上するまで発達が続く恐れがある。進路予想にはまだ不確実性があり、気象庁は最新の情報を確認するよう求めている。

 JR東海は台風の進路や勢力次第で、東海道新幹線が16~17日の一定期間、全線か一部区間で計画運休や長時間の運転見合わせの可能性があると発表した。JR西日本はこの影響で山陽新幹線でも、行き先変更や運転を取りやめる場合があるとしている。

 また、13日午後、日本の南では台風8号も発生した。日本への影響はない見込みだ。11日に発生した台風6号は熱帯低気圧に変わった。

 岩手県に記録的な雨を降らせた台風5号を含めた連続発生は、8月に入って日本の南の太平洋では気圧が低く、雲が発達しやすい状態が続いているためとみられる。

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