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立民代表選、4氏論戦スタート 衆院選へ野党連携が争点

09/07 18:30

 日本記者クラブの討論会に臨む立憲民主党代表選の立候補者4氏。左から野田元首相、枝野前代表、泉代表、吉田晴美衆院議員=7日午後、東京・内幸町

 立憲民主党代表選が7日告示され、17日間の論戦がスタートした。立候補したのは野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4氏。日本記者クラブの討論会では、次期衆院選での政権交代実現に向け、日本維新の会や共産党など他の野党との連携に関する見解の相違が浮上し、選挙戦の争点となった。自民党派閥裏金事件を受けた政治改革を進める必要性は共有した。自民と対峙する「選挙の顔」は、23日の臨時党大会で選出される。

 野田氏は「穏健な保守層に支持を拡大した時に初めて政権交代のチャンスがある」と主張。「どの野党とも会話できる環境をつくる」と説明した。

 枝野氏は維新や共産とは政策面で乖離があるとして「包括的な連携は難しい」と述べ、地域の実情に応じて判断すると訴えた。

 泉氏は維新について「立民と自民の両にらみだ」と指摘し、連携は困難との見方を示した。共産との連立政権も否定した。

 吉田氏は他の野党と連立政権を組む場合には「事前にどの政党と組むか国民に示すべきだ」と語った。

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