阪神の監督に就任した藤川球児氏(44)が15日、大阪市内で記者会見し「僕がやることはチームを勝たせること。来年90周年となるタイガースの監督という役割をいただいた。見といてください。やりますから」と自信を示した。背番号は現役時代に背負った「22」。3年契約で年俸8千万円とみられる。
高知商高からドラフト1位で1999年に入団し、「火の玉ストレート」と言われた速球で救援投手として活躍。引退した2020年以来となる現場復帰となる。コーチ経験はないが「全く関係ない」と強気に語り、「選手たちが一番荒ぶるのがグラウンドであるような状態に持っていきたい」と戦うチームを思い描いた。
現役時代は岡田彰布前監督(66)の下でプレーした。電話であいさつしたと明かし「恩師だし、父親みたいなもの。いつでも相談したい」と信頼を寄せる。最近6年連続でAクラスの人気球団を任され「当然、勝ちにいく」と頂点を見据えた。
杉山健博オーナー(65)は「今のタイガースを必ずやリーグ優勝に導いてくれると考えた」と期待を述べた。