三段目100枚目格付け出しから3年半で新入幕の朝紅龍は28日、福岡市中央区の高砂部屋宿舎で記者会見し「まさか上がれるとは。期待していなかったので、驚きと喜びが半分ずつ」と話した。秋場所は東十両8枚目で11勝4敗。昇進は微妙とみられていた。
177センチ、122キロの小兵は日体大出身。新大関大の里は2年後輩で「年下だが尊敬しかない。謙虚に毎日取り組んで、いつかやれる日が来たら」と意気込む。師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)は「当たって一気にもっていく今の相撲を磨けば、幕内でも成績を残せる」と期待を寄せた。