羽出山「看板力士になる」 新十両昇進、大の里を意識

11/27 16:58

 羽出山

 日本相撲協会は27日、福岡国際センターで大相撲初場所(来年1月12日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、羽出山(25)=本名羽出山将、東京都出身、玉ノ井部屋=の新十両昇進を決めた。羽出山は福岡県須恵町の玉ノ井部屋宿舎で記者会見し「うれしい。看板力士になれるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 東京・足立新田高から東洋大を経て、2022年春場所に三段目100枚目格付け出しで初土俵。1学年下の大関大の里とは高校、大学で対戦したことがあるという。「僕は牙を研ぎながら、いつでもいくぞという気持ち。最終的に同じところにいればいい」と負けん気をのぞかせた。

 193センチ、141キロの恵まれた体格から繰り出す突き、押しが得意。「2桁勝利を目指して、新十両らしく元気のいい相撲で沸かしていきたい」と言葉に力を込める。珍しい本名でのしこ名のまま土俵に上がる意向で「なかなか読むのが難しいと思う。名前を広めたい」と笑みを浮かべた。

 再十両は木竜皇(22)=本名坂本博一、千葉県出身、立浪部屋=が2場所ぶりに復帰した。

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