【ワシントン共同】米大統領選の民主党候補ハリス副大統領(60)と共和党候補トランプ前大統領(78)は1日、民主党の牙城「ブルーウォール(青い壁)」と呼ばれる中西部の激戦州でそれぞれ遊説し、最後の追い込みに全力を挙げた。5日の投開票まで残り4日となる中、わずかな票差が勝敗を決する州で両雄が激突し、有権者への働きかけを強めた。
ハリス氏はウィスコンシン州で、反トランプ派の共和党のチェイニー元下院議員に銃口を向けるべきだと示唆したトランプ氏の発言を批判。「政敵に復讐し続けようとしている。大統領の資格はない」と述べた。
トランプ氏はミシガン州のアラブ系住民が多い地域を訪問。バイデン政権のイスラエル寄りの政策に反発するアラブ系票の掘り起こしを図った。
政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスによると、1日時点のウィスコンシンの支持率平均はハリス氏48・4%、トランプ氏48・1%。ミシガンはハリス氏48・3%、トランプ氏47・5%。いずれも差は誤差の範囲内で接戦が続いている。