アルバイトをしている大学生の40・4%が「年収の壁」を意識して働く時間を調整していることが21日、就職情報会社マイナビの調査で分かった。このうち72・1%は壁が撤廃されれば「もっと働きたい」と答えた。
19歳以上23歳未満の学生も、年収が103万円を超えると所得税がかかる。マイナビ担当者は、扶養する親も「特定扶養控除」を受けられなくなり、納税額が増えることが就業調整の背景にあるとみている。
年収を尋ねると「103万円以上」は4・9%。「90万~102万円」が28・8%と最も多く、「60万~89万円」が27・8%で続いた。
調査は2月にインターネットで実施した。