ICC逮捕状は「反ユダヤ主義」 イスラエル首相反発、戦闘継続へ

11/22 05:50

 イスラエルのネタニヤフ首相(左)と前国防相のガラント氏=2023年10月、テルアビブ(AP=共同)

 【エルサレム、ワシントン共同】イスラエルのネタニヤフ首相は21日、動画声明で、国際刑事裁判所(ICC)がパレスチナ自治区ガザの戦闘を巡りネタニヤフ氏とガラント前国防相に逮捕状を出したことを受け「反ユダヤ主義の措置だ。圧力には屈しない」と反発した。「われわれを止めることはできない」と述べ、戦闘継続を訴えた。

 パレスチナ通信によると、パレスチナ自治政府は「国際法に対する希望と信頼を回復するものだ」と歓迎。ICCと国連の全加盟国に、ネタニヤフ氏らを国際法廷へ引き渡すよう求めた。

 米国は「ICCの決定を根本的に拒絶する」と主張。英国、フランス、オランダ、カナダはICCの判断を尊重する立場だ。

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