兵庫県知事選後初の百条委尋問 斎藤氏は公務で欠席

11/25 10:24

 兵庫県の斎藤元彦知事

 兵庫県知事に再選された斎藤元彦氏の疑惑告発文書問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が25日、知事選後初となる関係者への証人尋問を実施した。斎藤氏にも出頭要請したが、政府主催の全国知事会議への出席を理由に欠席した。今後日程を調整する。

 25日の百条委では、告発文書を作成した県幹部の男性を公益通報者保護法の対象としなかった問題や、昨年11月のプロ野球阪神とオリックスの優勝パレード経費を巡る不正疑惑について、関係者3人を尋問。証言者の立場を保護する目的で2人は非公開とし、午後に行う1人は公開する。終了後に百条委委員長の奥谷謙一県議が記者会見し、内容の一部を説明する。

 百条委は8月から関係者の尋問を順次実施。全ての県職員を対象に実施したアンケートでは、斎藤氏の「パワハラ」を見聞きしたとする人が回答者全体の約42%に上った。斎藤氏にはこれまでに2回尋問しており、百条委は改めて出頭要請し、文書の疑惑7項目を総括的に検証する方針。

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