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台風15号、太平洋側で大雨 静岡突風でけが人、新幹線に乱れ

2025/09/05 16:51

 気象庁

 台風15号は5日午前1時ごろ、高知県宿毛市付近に上陸し、さらに午前9時ごろには和歌山県北部に再上陸した。5日は太平洋側を中心に広範囲で大雨となった。静岡県では突風が発生し、けが人が出た。建物の全半壊も相次いで確認された。東海道新幹線は断続的に運転を見合わせ、ダイヤが大幅に乱れた。台風は6日朝には関東の東で温帯低気圧に変わる見込み。

 気象庁によると、台風周辺の暖かく湿った空気や、北陸から東北に延びる前線の影響で大雨になった。5日午後、静岡県菊川市では1時間に127ミリ、牧之原市の静岡空港では113ミリの猛烈な雨となり、それぞれの地点の観測史上最大となった。静岡県や神奈川県では線状降水帯が発生した。

 台風15号は5日午後3時現在、伊豆大島の北西約30キロを時速約65キロで東北東へ進んだ。中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速23メートル、最大瞬間風速35メートル。中心の南東側390キロ以内と北西側165キロ以内は風速15メートル以上の強風域。

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