秋篠宮家の長男悠仁さまの成年式が19歳の誕生日に当たる6日に執り行われる。男性皇族が成人した際に臨む皇室の重要儀式で、開催は秋篠宮さま以来40年ぶり。天皇陛下から授かった冠を着ける「加冠の儀」や、天皇、皇后両陛下に感謝を述べる「朝見の儀」などが催される。これに合わせ、大勲位菊花大綬章が授与される。
悠仁さまは19歳を迎えられる。4月に進学した筑波大(茨城県つくば市)で充実した学生生活を送り、交友や活動の幅が広がっている。昨年18歳で成人したが、大学受験を控え、成年式は先送りされていた。
6日は、天皇陛下の使者が朝、東京・赤坂御用地にある秋篠宮邸を訪れ、悠仁さまが成年の冠を受け取る「冠を賜うの儀」から始まる。
悠仁さまは皇居に移り、宮殿で中心儀式・加冠の儀に臨む。未成年の古式装束と額当て「空頂黒さく」を着けて、いすに座り、侍従が額当てを外して冠をかぶせる。
その後、成年の黒い装束に着替え、皇室の祖先などをまつる宮中三殿での「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」で拝礼する。
午後は宮殿「松の間」で朝見の儀が催される。