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『光る君へ』さらば詮子様… 演じきった吉田羊が心境語る【君かたり】

07/28 21:00

  • エンタメ総合
大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK

 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原詮子を演じる吉田羊の声を紹介する。

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――藤原詮子を演じきって
私は彼女の人生の暗い部分とか孤独な部分をすくいとってしまったので、本来の詮子さんはもっと政治に意欲的で父への反骨心をモチベーションにもっと強い人だったのかなとかって、やらなかったことをいろいろ想像してはもっと違う人になれたかな、なんて思うところもありますけど、でも彼女のセリフにもあるようにそのときそのときで彼女が大事にしてきたものを失いながら生きてきて、でも最終的に彼女に残されたのが藤原家という家柄でそれを守るという使命感を持って、それをモチベーションに彼女が生きられたとしたら、政治家・藤原詮子としてはいい人生だったのかなと思いたいです。

――弟・道長について
貴族に生まれた女性の悲しき宿命みたいなものを理解してくれている存在だったので、やっぱり兄弟の中でも特別でしたし、彼女の生きる支えというかそういう存在だったかなとは思いますね。二人で話すシーンがあったんですけど、道長が政治の世界に深く足を踏み入れて、変わりゆくターニングポイントになるシーンだったんですよね。なのでそこでこれまでの道長のままでは甘いよと。これからあなたは変わっていかなければならないよと。姉なりのムチで送り出したシーンだったので、そこが道長の変わりゆく節目だったのかなと思いつつ、でもそのままならない政の中にあっても、彼本来がもともと持っている優しさとか、人間性みたいなものが政に反映されて、それが民衆に歓迎されて、いい国づくりができるようになっていてくれよと願うとことはあります。

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