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歌手の園まりさん死去 「三人娘」中尾ミエ&伊東ゆかりが追悼「楽しい思い出をありがとう」「心の友、親友です」【全文】

08/01 18:25

  • エンタメ総合
(左から)伊東ゆかり、中尾ミエ、園まりさん(2012年撮影) (C)ORICON NewS inc.

 歌手の園まりさん(本名:薗部毬子)が、7月26日午前5時43分に急性心不全のため都内の病院で死去した。80歳。日本歌手協会が1日、発表した。訃報を受け、「三人娘」で活動をともにした中尾ミエと伊東ゆかりが追悼のコメントを寄せた。

【写真】2018年11月には…元気な姿で歌唱を披露した園まりさん

 同協会は「2008年1月に乳癌を発症し手術。2019年に乳癌が再発し、闘病生活を続けながらも『三人娘』コンサートを含み、ステージにテレビ、ラジオに出演し続けました。昨年10月末に開催した『日本歌手協会第50回歌謡祭』には出演予定でしたが体調不良で入院、当日は司会の川中美幸が代理で歌唱予定だった『逢いたくて逢いたくて』を歌いました」と説明。

 「今年はコンサートに向けてもう一度ステージに立つためにと、治療に専念してまいりましたが7月26日に永眠いたしました。ここまで支えて頂いた関係者の皆様、暖かいご声援を頂いたファンの皆様、これまで園まりの治療をサポートして頂いた医療従事者の皆様に、この場をお借りして心よりお礼申し上げます」と記した。通夜、告別式は本人の意向により近親者のみで執り行った。

 同協会では、8月21日放送のBSテレ東『プレイバック日本歌手協会歌謡祭』でありし日の園さんの歌唱シーンを含めた特別番組を放送する予定という。

 園さんは1944年4月12日、横浜市出身。1962年に渡辺プロダクションから「鍛冶屋のルンバ」でデビュー。中尾ミエ、伊東ゆかりと「三人娘」を結成し国民的アイドルへとのぼりつめる。ささやくように語りかける独特の歌唱で「逢いたくて逢いたくて」「夢は夜ひらく」「何も云わないで」などミリオンセールスを記録。映画化もされ、日活黄金時代のスクリーンでも活躍した。NHK紅白歌合戦には6年連続で出場。その後ドラマ、CM、バラエティー、舞台とマルチに活躍した。

■各追悼コメント
【中尾ミエ】
ついにこの時が来ました。思い返せば長い付き合いでした。
嫌々組んだ3人娘だったけど結局これが運命だったのね。
人生“終わり良ければ全て良し”というけれど、まさにあなたの最期は見事でした。

身の周りを全て整理し、最後にゆかりと私で残ったアクセサリーや小物を整理し、その足で病院に行って報告をしてまりちゃんも喜んでくれました。

私も最期は、彼女のように悔いのない穏やかな最後を迎えたいと思いました。

今となっては楽しい思い出をありがとう。
落ち着いたらもう少しの間、ゆかりと私を見守ってください。
まりちゃん、お疲れ様。

【伊東ゆかり】
凄く寂しい、淋しい。お見舞いに行った時、コメント考えてねって、、、
考えられる訳ないじゃない。
60年以上のお付き合いで、沢山の思い出がありすぎです。
歌手仲間というより、心の友、親友です、、、
もう逢えないのね、、、。
薗部毬子様 お疲れ様でした、、、。

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