• X
  • facebook
  • line

7ORDER安井謙太郎&羽生田挙武「鎌倉ビーチクリーン」の支援を共同で企画 “応援Tシャツ”販売へ

08/08 08:00

  • エンタメ総合
余剰在庫となったグッズを再生産「鎌倉由比ヶ浜ビーチクリーン隊応援Tシャツ」を限定販売を企画した羽生田挙武氏(左)と安井謙太郎

 6人組ボーイズグループ・7ORDERのリーダー・安井謙太郎とエスケイ・コーポレーションの羽生田挙武氏が、鎌倉由比ヶ浜海岸の環境保全活動「鎌倉ビーチクリーン」を支援するプロジェクト「Keep the Ocean」を共同で企画。同プロジェクトの一環として、8月11日から8月25日に余剰在庫となったグッズを再利用して製作した「鎌倉由比ヶ浜ビーチクリーン隊応援Tシャツ」を海の家「ARMYの夏休み」で販売する。

【画像】7ORDER新会社「L&L’s」ロゴ

 鎌倉の海と環境を美しく保つために行われているゴミ収集活動「鎌倉ビーチクリーン」。伝統・文化・自然分野に関心を寄せていた羽生田氏は、この活動を支援するプロジェクト「Keep the Ocean」の立ち上げを旧知の友人である安井に相談。鎌倉は、安井にとって馴じみある地元でもある。

 安井が所属する7ORDERは精力的なライブ活動やグッズ販売を行っており、抱えた余剰在庫の活用方法が1つの課題となっていた。これはほかの多くのアーティストや企業も同じく頭を悩ませている課題であり、社会的にも看過できない環境問題となる。グッズの再販は容易ではなく、廃棄するにもコストもかかる。

 この課題に着目した安井は、余ったグッズの再利用を羽生田氏に提案。「環境と人々の思いが重なり合い、互いに循環する」というポジティブな想いを込めたロゴを新たに制作し、そのロゴをグッズTシャツに1枚1枚シルクスクリーンにてプリントした。そうして誕生したのが、インクの重ね方やプリント位置に変化をつけた、すべて異なるオンリーワンのリサイクル商品「鎌倉由比ヶ浜ビーチクリーン隊応援Tシャツ」だ。

 同プロジェクト「Keep the Ocean」の企画実現にあたり、鎌倉で暮らす多くの地元の人たちも協力。鎌倉の地域活性に少しでも貢献できるよう、このほど「鎌倉由比ヶ浜ビーチクリーン隊応援Tシャツ」の2週間限定販売売上金の一部を「かまくらエール基金(市民活動推進基金)」に還元する。

 「鎌倉由比ヶ浜ビーチクリーン隊応援Tシャツ」製作後には、安井・羽生田氏両名が現地に赴き、同Tシャツをビーチクリーン隊の人たちに直接配布した。海岸ではゴミ拾いも一緒に行い、マイクロプラスチックごみなどの微細な人工物(ビニールや発泡スチロールの細かな破片など)がたくさん砂に埋もれていることに気づかされた。

 マイクロプラスチックは完全には自然分解されにくく、発泡スチロールの場合、完全分解までに約50年かかる。生態系に長期的に蓄積されるため、人々が日々食べる魚などに含有されてしまうことも懸念されている。

 現在、日本も先進国としてSDGsの17項目を地域に取り入れた持続可能な社会の実現に向けた目標を掲げている。特に鎌倉市の第4期基本計画では、地元の古き良き伝統を守りながら「ゼロウェイストかまくら」という国際基準に沿ったリサイクル活動を実施。プロジェクト「Keep the Ocean」を進めるにあたり、ゼロウェイストかまくらの方針を参考にした。

 安井・羽生田氏両名は、表舞台に立つ仕事をしている自分たちこそ、個々人に必ず関わりのある地球環境問題について率先して取り上げるべきだと考えている。忙しない日々を送っている現代人にとってはなかなか意識が向きづらいテーマではあるが、ぜひ自分たちが住んでいる環境の未来や地域の自然について考えていただければという。

【羽生田挙武】
まず何よりも、安井くんとこうして何か1つの物事に一緒に取り組めるというのが自分にとって非常に嬉しいことです。10代の頃からずっと尊敬している大好きな先輩と共にこうしてお互いの想いを形にしていく作業は感慨深いものがありました。去年まで3年ほど中国にいて、来年には渡米を控えている私としては、自国の伝統や文化、自然と直接触れ合い理解することは国際人こそ必要不可欠だと考えています。ずっと日本で何か形にできるものに取り組みたいと思っており、ご縁もあって鎌倉で開催する海の家のお話を聞いた際に「あ、安井くんの高校だ」と思い、この度の企画のお誘いをさせていただきました。時間も限られたなかでのプロジェクト進行でしたが、大きいテーマを抱げ大義を持って企画に挑みました。まだまで未熟で至らぬ私ですが、安井くんをはじめ由比ヶ浜のたくさんの方々には大変お世話になりました。皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、Keep the Ocean のメッセージを1人でも多くの人にお届けできればと思っています。

【安井謙太郎】
今回、学生時代に通っていた由比ヶ浜という場所に、こういった形で関わることができてとても感慨深いです。グッズの在庫に関する課題は多くのアーティストが抱えていること。
僕たちのこの選択が解決に繋がるかは分かりませんが、「アクションを起こす」という事が非常に大切なのではないかと思っています。今回のコラボが、新しい発想やTRYが生まれるきっかけになれば幸いです。改めて、協力していただいた全ての方々に感謝いたします。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line