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11歳・堀越勸玄ではなく「市川新之助」を自覚 襲名披露興行2年間「新之助として緊張」成長示す

10/09 17:34

  • エンタメ総合
「市川新之助」を自覚したという市川新之助 (C)ORICON NewS inc.

 歌舞伎俳優の市川團十郎(46)と息子の市川新之助(11)が、大阪松竹座での『市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台』の初日を翌日に控えた9日、同所で意気込みを語った。

【写真】凛々しい顔つきの市川新之助

 2022年11月に東京・歌舞伎座で幕を開けた襲名披露興行を、大阪松竹座の『十月大歌舞伎』(10月10日~26日)で締めくくる。今月5日には、大阪成田山不動尊(成田山大阪別院明王院)に襲名を奉告。この日、本尊・不動明王を大阪松竹座に迎え、出開帳の法要が営まれた。團十郎と新之助や関係者が、興行の成功・大入りを祈念した。

 演目は、昼の部で二世市川團十郎が大阪で初演し、成田山にゆかりの深い『雷神不動北山櫻』、そして夜の部は襲名披露『口上』と『連獅子』などを上演する。

 『連獅子』のけいこに励んできた新之助は「もうあしたか」とにっこり。各地をめぐった2年間を「4年生の後半あたりから、『外郎売』や『毛抜』などを勤めさせていただいて、いろんな経験をして」と振り返り、「すごい新鮮な体験でした」「初舞台と言っても、舞台には出ていたんですけれども、やはり“新之助として”緊張しました」と充実感をにじませていた。

 父・團十郎は、コロナ禍に触れ「皆さまが直面することと同じように、我々も襲名披露興行の中で問題・難題と向き合った2年間」だとし、順風満帆な時期に上演する以上に「学ぶ力がついた」と語っていた。

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