〈一九三〇年、なんと幸福な年でせう。貴女が恋しくて恋しくて心が踊ります〉(1930年4月25日付) 昭和初期からさまざまな困難を乗り越え、おしどり夫婦として過ごした古関裕而と妻金子(きんこ)。2人の出会いは、金子が裕而に宛てたファンレターがきっかけだった。 1930(昭和5)年1月、裕而が英国の国際作曲コンクールで入選したとの新聞記事を愛知県豊橋市に住む金子が読み、音楽に関心があった彼女は即座...
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