廃炉作業が進む東京電力福島第1原発の海側の一画。「ごろん、ごろん」という低音が耳に入る。処理水放出前、希釈用の大量の海水を混ぜた時に海水に含まれる空気がたてる音だ。東電は昨年8月の放出開始からこれまで通算7回で計約5万4700トンを海に流した。現在は8回目の放出が行われているが、計画通り終了しても放出された処理水は構内に林立するタンクに当初あった計約134万5千トンの5%にも満たない。 放出...
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