【震災13年6カ月】廃炉…遅れたデブリ取り出し 協力会社任せ、初歩的ミス

09/11 12:01

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2号機建屋内に設置された取り出しに使う機器を原子炉格納容器内に向けて押し出すために使う5本のパイプ。パイプはケーブルでつながっており使用時に組み上げるが、設置の順番を間違っていた(東電提供)

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から13年6カ月。第1原発の廃炉作業では、溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出しについて、準備段階で作業手順の不備が見つかり、着手時期が遅れるなどの課題もあった。     ◇  東京電力福島第1原発の廃炉作業で最難関とされる溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しは、2号機で試験的に行われる予定だったが、装置の並び順の誤りという初歩的ミスで出だしからつま...

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