郡山市で結核の集団感染が発生したことを受け、市保健所に3日、市民から複数の相談や問い合わせが寄せられた。担当者は、相談件数や内容の詳細について集計していないとした上で「市のホームページに結核の概要を記載している。せきが続くなど不安があれば早期に医療機関を受診してほしい」と呼びかけた。
市は、発症者1人が確認された医療機関の職員、利用者ら約2700人を対象に、5日から説明会を開く。今後の対応や健康診断のスケジュールを示す方針だ。
今月中旬に始める健康診断では血液検査やレントゲン検査などを行い、感染や発症の有無を調べる。市は早期実施に向け、結核予防会結核研究所や県、郡山医師会と調整を急いでいる。