東京電力福島第1原発事故により古里の浪江町から避難し、新天地の二本松市に店を構えはや13年。町民のソウルフード「なみえ焼そば」の食欲をそそるソースのにおいが立ちこめる中、昼食時や休日には行列ができるほどの来客であふれる。 創業は1976年。「7人きょうだいで家が貧しかったので自分の店を持ち、早く家族を養いたかった」。店主の芹川輝男さん(75)は中学卒業後、親元を離れ、千葉県で会社勤めの傍ら...
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