福島民友新聞社はことしも読者の皆さまから県内十大ニュースを募集します。
応募フォームの中から10項目を選んでください
はがきでも応募できます。住所、氏名、年齢、職業、電話番号と項目番号を明記してください。1人の応募は5通りまでとします。5通りを超えた応募や同一人物による重複応募は無効とします。
▽宛先
郵便番号960―8648(住所不要)福島民友新聞社編集局「県内十大ニュース」係
▽締め切り
12月10日必着
▽賞品
図書カード総額15万円相当、的中者に3万円相当を進呈します。的中者が6人以上の場合は抽選となり、5人に満たない場合は的中者に3万円相当、残りを「一つ違い」の応募者の中から抽選で1人1万円相当を進呈します。重複当選はできません。
▽選考方法
投票総数の多い順に10項目を選び、順位を付けて十大ニュースとします。
【1月】
《1》郡山出身鈴木さん芥川賞
第172回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が東京都内で開かれ、芥川賞に鈴木結生(ゆうい)さん(23)=郡山市出身=の「ゲーテはすべてを言った」が選ばれた。本県関係の受賞は2005年に受賞した中村文則さん(47)=福島大卒=以来、20年ぶり。(1月16日)
《2》郡山で19歳女性はねられ死亡
郡山市駅前1丁目の市道で、大学受験のため訪れていた大阪府の女性(19)が軽乗用車にはねられ死亡した。自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と酒気帯び運転の罪で起訴された男は、懲役12年とした地裁郡山支部の裁判員裁判判決が確定した。(1月23日ほか)
【2月】
《3》県予算、人口減対策に重点
内堀雅雄知事は、県の2025年度一般会計当初予算案を発表した。総額は1兆2817億9900万円で、24年度から437億円(3.5%)増加した。県の人口減少対策の指針となる次期総合戦略の初年度で重点的に予算を配分。「復興・創生分」は第2期復興・創生期間では最高額になった。(2月5日)
《4》記録的大雪で災害救助法適用
会津を中心に記録的な積雪となり、県は会津13市町村に災害救助法を適用することを決めた。雪による災害救助法の適用は1963年以来、62年ぶり。適用自治体はその後拡大。福島市土湯温泉町の県道では雪崩が発生し、温泉宿に関係者や宿泊客ら最大160人が一時取り残された。(2月8日ほか)
《5》高湯温泉、硫化水素で3人死亡
福島市町庭坂の高湯温泉の花月ハイランドホテルから「源泉管理のため山に入った支配人たちが戻らない」と110番通報があった。ホテル北側山道入り口から約100メートル離れた雪の中で倒れている3人を意識不明の状態で発見、その場で死亡を確認した。現場は硫化水素など有毒ガスの濃度が高かった。(2月19日ほか)
《6》相馬野馬追、女性出場可に
国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」に出場する女性騎馬武者の制限を巡り、一般社団法人相馬野馬追は「未婚の20歳未満」とする出場条件の撤廃を決めた。今年の野馬追から適用され、女性も年齢のほか、未婚や既婚を問わず出場が可能となった。(2月23日)
【3月】
《7》東電旧経営陣の無罪確定
東京電力福島第1原発事故を巡り、旧経営陣が業務上過失致死傷罪で強制起訴された裁判で、最高裁第2小法廷は「事故の予見可能性はなかった」として、検察官役の指定弁護士側の上告を棄却する決定をした。裁判官3人全員一致の結論。(3月7日)
《8》県商工信組、1億円超不正隠蔽
県商工信用組合(郡山市)は2008~昨年9月に職員が関与した預金着服などの不祥事が計10件あり、うち8件について前理事長ら旧経営陣が隠蔽していたと発表した。不正の累計額は1億1247万1517円で、その後拡大した。(3月8日ほか)
《9》東日本大震災から14年
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から14年の節目を迎え、県内は犠牲者を追悼する静かな祈りに包まれた。関連死を含め県内で4100人以上が犠牲となった震災と原発事故の記憶は今も消えない。(3月12日)
《10》郡山にヨークパーク開業
郡山市の旧イトーヨーカドー郡山店跡でヨークベニマル(郡山市)が運営する商業施設「ヨークパーク」がグランドオープン。約1000人が開店前に行列を作るなど、大勢の人が新たな地域活性化の拠点に足を運んだ。(3月15日)
《11》元知事佐藤栄佐久さん死去
県知事を5期18年務め、地方分権の推進や本県の均衡ある発展に尽力した佐藤栄佐久さんが老衰のため郡山市の高齢者施設で死去した。85歳。知事時代は一貫して地方分権の確立を掲げた。(3月20日)
《12》聖光12年ぶりセンバツ8強
第97回選抜高校野球大会2回戦で、聖光学院が早実(東京)に7-4で逆転勝ちし、準々決勝進出を決めた。聖光学院のセンバツ8強は2013年の第85回大会以来、12年ぶり。聖光学院は夏の甲子園にも4年連続20度目の出場を果たした。(3月26日ほか)
《13》いわきFC新スタジアム建設へ
サッカーJ2いわきFCを運営するいわきスポーツクラブ(SC)の大倉智社長は、新たなホームスタジアムをいわき市の小名浜港に建設する計画を発表した。収容人数は8000~1万人程度を想定し、サッカーの試合がない日も人が集える多機能型の施設にする方針。(3月29日)
【4月】
《14》ふくしまプレDC開幕
本県で来春開催されるJR6社の大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」のプレイベント「ふくしまプレDC」が開幕。6月30日までの3カ月間で1516万人の観光客が訪れ、DC本番の目標である1600万人達成に向けて弾みをつけた。(4月1日ほか)
《15》福島大、全学再編へ
福島大は2027年春の入学生を対象とした26年度の入試から、現在の3学群5学類を教育、政経、理工、食農の4学部3学科1課程に再編する。文系の定員を50人減、理系を50人増とし、研究機能を強化する。(4月10日)
《16》東電、デブリ2回目試験採取
東京電力は、福島第1原発2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の2回目の試験的取り出しに成功した。計11個のデブリが確認された。最も大きいデブリの重さは0.177グラム、11個の総重量は計0.187グラムだった。(4月16日ほか)
《17》郡山市長選で椎根氏初当選
任期満了に伴う郡山市長選で、無所属で新人の前県議椎根健雄氏(48)が5万4639票を獲得、無所属新人の3人を退け、初当選を果たした。最年少の郡山市長就任で、40代は初めて。(4月22日)
【5月】
《18》本県へのふるさと納税100億円超
県内59市町村が2024年度にふるさと納税で受け入れた寄付額が過去最高を更新し、初めて100億円を超える見通しとなったことが、県のまとめで分かった。寄付総額は102億3484万円(速報値)で、前年度を13億6838万円上回った。(5月8日)
《19》本県新酒16銘柄「金」、日本一
酒類総合研究所(広島県)は2024酒造年度(24年7月~25年6月)の日本酒の出来栄えを競う全国新酒鑑評会の審査結果を発表した。本県は16銘柄で金賞を獲得、兵庫県と並んで都道府県別で全国トップとなり、3年ぶりに「日本一」に輝いた。(5月22日)
《20》米価高騰で備蓄米流通
米不足に伴う米価の高騰が深刻化する中、政府が随意契約で放出する備蓄米の流通が本格化。県内でもヨークベニマル(郡山市)をはじめスーパーなどが備蓄米を確保し順次、店頭での販売を開始した。(5月30日ほか)
【6月】
《21》本県出生率、過去最低1.15
本県の2024年の合計特殊出生率は1.15(前年比0.06減)と8年連続で前年を下回り、過去最低を更新した。合計特殊出生率が全国平均と同水準となるのは東日本大震災後の12年以来。(6月5日)
《22》東電旧経営陣の責任認めず
東京電力福島第1原発で津波対策を怠り、会社に巨額の損害を与えたとして、東電の株主が旧経営陣5人に総額約23兆円を東電に賠償するよう求めた株主代表訴訟の控訴審判決で、東京高裁は旧経営陣の津波の予見可能性を否定。4人に計約13兆円の支払いを命じた一審東京地裁判決を取り消し、株主側の請求を棄却した。株主側は上告した。(6月7日)
《23》政府、本県再生に1兆6000億円
政府は第2期復興・創生期間終了後の2026~30年度の「第3期復興・創生期間」で東日本大震災の被災3県に投じる復興事業費1兆9000億円程度のうち、本県再生に1兆6000億円を充てる方針を示した。第2期で本県分として確保を見込む1兆1000億円程度を超える。(6月14日)
《24》いわき市職員談合疑いで逮捕
誤った価格設定で行われたいわき市水道局の工事入札が最低制限価格と同額で落札された問題を巡り、県警捜査2課といわき中央署は官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いでいわき市職員、公契約関係競売入札妨害の疑いで落札業者の役員2人を逮捕した。(6月19日)
《25》東北新幹線トラブル相次ぐ
東北新幹線で最新型「E8系」の回送列車が故障して長時間停止した問題で、この列車を含め、直近に納入されたE8系計4編成で不具合が起きていたことが分かった。列車の連結が外れるなど、ほかにも東北新幹線でトラブルが相次いだ。(6月19日ほか)
《26》TOKIO解散
本県復興に尽力してきた人気グループ「TOKIO」が解散を発表した。国分太一さん(50)が活動を休止、株式会社TOKIOの公式サイトで「グループとして活動して再び信頼をいただき、応援いただくことは難しいと判断した」と説明した。(6月26日)
【7月】
《27》猪苗代湖ラムサール条約登録
環境省は、国際的に重要な湿地を保全するための「ラムサール条約」に猪苗代湖が登録されたと発表した。条約の「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に掲載された。県内では2005年の尾瀬に続き2カ所目の登録で、登録面積は1万960ヘクタール。(7月16日)
《28》中間貯蔵の除染土、官邸前庭に
東京電力福島第1原発事故に伴う県内の除染で出た土壌を巡り、環境省は中間貯蔵施設で保管していた土壌約2立方メートルを施設から搬出し、首相官邸の前庭に運び込んだ。前庭で土壌を再生利用する。安全性を確認する実証事業を除き、再生利用を目的に土壌を中間貯蔵施設から搬出したのは初めて。(7月20日)
《29》参院選、自民・森氏4選
参院選福島選挙区(改選数1)は、自民党の現職森雅子氏(60)が32万7951票を獲得、立憲民主党新人の元衆院議員石原洋三郎氏(52)ら新人4人を破り4選を果たした。与党が全国的に厳しい戦いを強いられる中、東北で唯一、選挙区の議席を守った。(7月21日)
《30》福島駅東口再開発、設計固まる
福島市のJR福島駅東口再開発事業を巡り、福島市と福島駅東口地区市街地再開発組合が、公共エリアと民間エリアを合わせた再開発ビル複合棟の基本設計を固めた。「県都の玄関口」のランドマークとなるような特徴的な外観で、中心市街地とつながる開放的なデザインを施す。開業は2029年度中を予定している。(7月29日)
《31》37年度以降デブリ本格取り出し
東京電力は、福島第1原発事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)の本格取り出しについて、3号機からの取り出しが目標とする2030年代初頭から37年度以降に遅れる見通しとなったと明らかにした。政府と東電が廃炉の工程表「中長期ロードマップ」に掲げた原発事故から40年となる51年までの廃炉完了は、より一層難しい状況となった。(7月30日)
【8月】
《32》小名浜道路開通
いわき市の小名浜港と常磐道を結ぶ無料の自動車専用道路「小名浜道路」が開通した。全長8.3キロ。小名浜港から常磐道までの所要時間が大幅に短縮され、物流の円滑化や観光の活性化につながりそうだ。(8月8日)
《33》若松のパチンコ店で強盗
会津若松市一箕町のパチンコ店「ビックつばめ会津若松店」で、20代男性従業員から「拳銃を突き付けられ、強盗の被害に遭った」と会津若松署に通報があった。県警は匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)による多額窃盗事件とみて捜査、これまでに計13人を逮捕した。(8月13日ほか)
《34》除染土処分地35年選定へ
東京電力福島第1原発事故に伴う県内の除染で出た土壌と廃棄物の県外最終処分を巡り、政府は2035年をめどに処分候補地を選定する方針を固めた。30年ごろに選定に向けた調査などに着手する。(8月27日)
【9月】
《35》本県最低賃金、初の1000円超え
福島地方最低賃金審議会の専門部会は、本県の最低賃金を現行の時給955円から初の1000円超えとなる1033円とする方針を決めた。発効日は来年1月1日。(9月3日)
《36》いわき市長選、内田氏再選
任期満了に伴ういわき市長選は、現職の内田広之氏(53)が6万5407票を獲得、新人と元職の2人に大差をつけて再選を果たした。投票率は41.84%。(9月8日)
《37》世陸混合1600リレーで日本新
陸上の世界選手権東京大会混合1600メートルリレーで、井戸アビゲイル風果(東邦銀行)と松本奈菜子(同)がメンバー入りした日本は、予選で3分12秒08をマークし日本記録を更新。決勝は8位だった。(9月14日)
《38》本県観光客、震災前上回る
本県を2024年に訪れた観光客は5757万3000人で、これまでで最も多かった東日本大震災と東京電力福島第1原発事故前の10年(5717万9000人)を上回り、過去最多となった。(9月17日)
《39》高倉さんサッカー殿堂入り
日本サッカー協会(JFA)は東京都内で、日本サッカー殿堂入りを果たした元日本代表監督の高倉麻子さん(57)=福島市出身=ら6人の掲額式典を行った。高倉さんは「これからもなでしこジャパンを応援していく」と決意を新たにした。(9月17日)
《40》「頭突き恐竜」新種化石発見
県立博物館の吉田純輝学芸員(33)らの研究グループは、モンゴル・ゴビ砂漠にある太古の地層から、分厚く頑丈な頭で「頭突き恐竜」の名で知られるパキケファロサウルス類で世界最古となる新属新種の化石を発見した。(9月18日)
《41》ジブリ展来場者21万人
福島市の県立美術館で開かれた「金曜ロードショーとジブリ展」は、来場者数が21万2796人に上り、同館企画展の入場者数の歴代最高記録を更新した。これまでの記録を5万人以上上回った。(9月29日ほか)
【10月】
《42》亀岡元衆院議員、無罪主張
昨年10月の衆院選を巡り、選挙区内で公示直前に現金25万円を配ったとして、公選法違反(寄付行為)の罪で在宅起訴された元衆院議員の亀岡偉民被告(70)の初公判が福島地裁で開かれ、亀岡被告は無罪を主張した。(10月4日)
《43》クマの人的被害最多
会津美里町で80代の夫婦がクマに襲われて重傷となり、本年度のクマによる人的被害が過去最多を更新した。県警に寄せられた1~10月の人的被害は17件20人で、目撃件数も過去最多となる1415件に上った。本年度上半期の捕獲数(暫定値)も過去最多ペース。喜多方市では、県内初となる緊急銃猟による駆除が行われた。(10月23日ほか)
《44》学石・大栄捕手、楽天4位指名
プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)で、学法石川高の大栄利哉捕手(18)が楽天から4位で指名を受けた。県勢の本指名は2年ぶり。(10月24日)
【11月】
《45》いわき信組、反社勢力に10億円
いわき信用組合(いわき市)が預金者名義の口座を無断で開設して架空融資を行っていたとされる問題で、特別調査委員会は、不正融資によってつくった資金のうち約10億円が、反社会的勢力に提供されたと認められると明らかにした。不正融資の合計は279億8400万円に上る。(11月1日ほか)
《46》双葉3行政区、立ち入り規制緩和
政府は東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域内で避難指示解除を目指す「特定帰還居住区域」のうち双葉町の下長塚、三字、羽鳥の3行政区で立ち入り規制を緩和した。特定帰還居住区域を設定している6市町村で、宅地の立ち入り規制を緩和するのは初めて。(11月5日)
《47》福島臨海鉄道、旅客営業再開検討
いわき市で進むサッカーJ2いわきFCの新スタジアム計画を受け、JR常磐線泉駅と小名浜港周辺をつなぎ貨物輸送を行う福島臨海鉄道は、同区間での旅客営業の再開に向けて検討に入った。実現すれば周辺へのアクセスの改善や観光業の活性化などが期待される。(11月11日)
《48》本県でデフリンピック競技
日本初開催となる聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」が開かれた。Jヴィレッジではサッカー競技が行われ、日本は男子、女子ともに銀メダルに輝いた。柔道の蒲生和麻(31)=郡山市出身=は二つの銅メダルを獲得した。(11月15日ほか)
《49》福島市長選、馬場氏初当選
任期満了に伴う福島市長選で、無所属で新人の元衆院議員馬場雄基氏(33)が5万8453票を獲得、現職と新人を破り、初当選を飾った。県選管に記録が残る1947年以降、県内最年少の市長が誕生する。都道府県庁所在地の現職首長と比べても最年少。(11月17日)
《50》MAXふくしまにメガドンキ
福島市中心部にある商業施設「MAXふくしま」の1~2階部分に入るダイユーエイト直営店の一部が12月末で閉店し、店舗改装を経て総合ディスカウントストア「MEGA(メガ)ドン・キホーテ」が出店する見通しとなった。両社が業務協力する形で、来夏前の開店を目指す。(11月21日)
※かっこ内の日付は記事の紙面掲載日
