古代エジプトの人たちは、天高く飛ぶハヤブサに特別な力を感じていた。やがて「上にいるもの」という意味を持つ、ホルスと呼ばれる神が生まれた。鳥そのもの、あるいは頭だけハヤブサの人間の姿として、各地の遺跡や碑文で確認することができる ▼天空の神であることから、その右目は太陽、左目は月とされていた。下界を見守るホルスは、王であるファラオの守護者、大地の豊かな実りにも関わる存在として、エジプト王朝時代...
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