東京都で今月行われる世界陸上に向け、いわき市で合宿を行っているチェコの選手団は10日、同市で開かれた講習会に参加し、市内の高校生に技術指導した。
高校生計約30人は十種競技のジョセフ・カラスコーチから走り幅跳び、アテネ五輪男子走り高跳び銅メダリストのヤロスラフ・ババコーチから走り高跳びについてアドバイスを受けた。両コーチは生徒一人一人の動きに目を光らせ、身ぶり手ぶりで改善点を伝えた。
両コーチは「指導は緊張したが、高校生たちの動きを習得しようとする姿勢に感心した」と笑顔。福島高専2年の学生(17)は「言語が違う中、熱心に教えてもらえてうれしい。この練習メニューに今後も取り組んでいきたい」と語った。