「金曜ロードショーとジブリ展」を開催中の福島市の県立美術館で11日、元日本テレビ番組プロデューサーの奥田誠治氏(会津出身)を招いたトークショーが開かれ、参加者がスタジオジブリ作品の制作の裏側など、ここでしか聞けないエピソードに耳を傾けた。
展覧会に合わせた企画で、約50人が参加した。奥田氏は「風の谷のナウシカ」のテレビ初放送や、「魔女の宅急便」から「思い出のマーニー」までの制作を担当。トークショーで奥田氏は「千と千尋の神隠し」に登場する「千尋の父」が車を運転しているシーンについて「自分の運転している様子をモデルにして描かれた」など制作の裏話などを披露。聞き手として登壇した日本テレビプロデューサーの依田謙一氏は展覧会について「展覧会を見たら(スタジオジブリの)映画を見たいと思ってもらえたら嬉しい」と話した。
トークショーの前には特別鑑賞会も行われ、参加者は奥田氏の解説を聞きながら展覧会を楽しんだ。
展覧会は28日まで。毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と24日は休館、同月22日は開館。