福島日野自動車(郡山市)は21日、二本松市のエビスサーキットスライドパークで自動車整備士を目指す生徒を対象に「日野ダカールレンジャー同乗走行イベント」を開催した。
同社は商用車もモータースポーツも「しっかり整備するメカニックの精神が不可欠」とし、ダカール・ラリーの環境を体感してもらおうと昨年に続いて開催した。同社の整備士はラリー参戦が目標という。県理工専門学校、テクノアカデミー会津、テクノアカデミー浜、wiz国際情報工科自動車大学校の生徒約120人が参加した。
長嶋勝社長が「ダカール・ラリーを支える整備士を目指してほしい」とあいさつ、生徒が2人ずつ同ラリー12連覇の実績を持つドライバー菅原照仁さん(日野チームスガワラ代表)が運転する排気量8800cc超のレーシングトラックに同乗した。
生徒は「スピード感などが想像以上だった。レース車両の整備をやってみたい」と話した。会場には目にする機会の少ない水素で走るトラックなどの展示もあり、生徒が真剣な表情で見入った。
