いわきFC、今季最終戦は勝利　3季目も9位

　サッカーＪ２は２９日、今季最終節を迎え、いわきＦＣはアウェーのユアテックスタジアム仙台（仙台市）で仙台に１―０で勝利した。３試合ぶりの勝利で最終成績を１５勝１１分け１２敗とし、３季目のＪ２を昨季と並ぶ９位で終えた。

　いわきは序盤から仙台と球際で激しい競り合いを繰り広げ、ゴールに迫るも得点にはつながらなかった。０―０で迎えた後半３７分、ＭＦ加瀬直輝（尚志高卒）の右からのパスにＭＦ五十嵐聖己（せな）（同）が左サイドで右足を振り抜き、決勝ゴールを決めた。仙台に１６本のシュートを放たれながらも無失点で守り抜いた。

　今季のいわきは開幕以降勝利から遠ざかり、一時は最下位に沈んだ。第１０節の富山戦で初勝利し、徐々に順位を上げた。後半戦は勢いを加速させ、第２７節の大分戦から３連勝、第３２節の熊本戦から４連勝するなど好調を維持した。

　３～６位の４チームによるＪ１昇格プレーオフ（ＰＯ）進出争いに迫ったものの、第３６節で秋田に敗れて初のＰＯ進出はならなかった。