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ドローンで牛丼配送実験 一つの拠点から2機を同時運航

2025/12/06 07:30

ドローンで牛丼などを配送した実証実験=5日、福島ロボットテストフィールド

 県と福島ロボットテストフィールド、「すき家」などを運営する外食大手のゼンショーホールディングス、ドローン製造のイームズロボティクス(南相馬市)は5日、同市でドローンを使った牛丼配送の実証実験を行った。実用化に向けて今後、採算性や安全性などを検討する。

 本県は長崎県とともに市街地でのドローン飛行に関する国家戦略特区に指定されている。今回の実証実験では、一つの拠点から2機の機体を同時に運航する「1対多運航」を行った。モバイルオーダーを受けた想定で、同市のすき家6号南相馬原町店から、牛丼などを搭載したドローン1機が約2.2キロ離れた福島ロボットテストフィールドに向けて飛行。追加の注文も受け、別の1機も約10分後に飛行した。

 今回、ドローンは無人地帯を機上カメラで経路下の安全を確認しながら飛行。複数の注文を見据えて2機が同じ往復経路を飛び、高度を変えて安全にすれ違えることも確認した。定期運行を想定して1日から5日間連続で行い、夜間時間帯の飛行も試験した。

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