福島県内は5日、会津を中心に雪が降り、除雪作業中に1人が軽いけがをした。JR磐越西線と只見線で運休や遅れが発生し、磐越道は一時通行止めになった。
会津若松地方消防本部によると、午前11時ごろ、猪苗代町で同町の50代女性が除雪作業中に転倒し、軽傷を負った。
JR東日本福島支店によると、午前6時20分ごろ、郡山市のJR磐越西線磐梯熱海―中山宿間で下り普通列車の運転士が傾いた木を発見し、停車した。郡山―会津若松間上下線で計4本が運休、計4本が最大約2時間25分遅れ、約1100人に影響が出た。
JR只見線では、大雪による除雪作業のため始発の会津若松―会津川口間上り線普通列車が約1時間5分遅れて出発。午前9時5分ごろ、本名―会津越川間を走行中に雪で倒れたとみられる木のため停車し、計2時間20分遅れた。その後は会津川口―小出間上下線で計4本が運休し、計140人ほどに影響した。運転再開後、午後8時35分ごろに本名―会津越川間で下り普通列車が倒木と衝突し停車。再び運転を見合わせた。
県警高速隊によると、午前3時50分ごろ、西会津町の磐越道会津坂下―西会津インターチェンジ間下り線で、20代男性の軽乗用車が中央分離帯に衝突し、横転した。男性にけがはなかった。当時は雪が降り、路面はシャーベット状だった。同隊が原因を調べている。この影響で同区間上り線が1時間40分、下り線が4時間通行止めになった。
