京都府亀岡市は14日までに、ブランド牛「亀岡牛」を北海道森町の子どもたちの給食用に無償提供することを決めた。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に伴う中国による日本産水産物の輸入停止で、森町は事業者からホタテを買い取り学校給食用として各地の自治体に無償で配っていた。亀岡市はその「お礼」を7月に贈る。
市では1月、小学生ら約5千人が学校給食でホタテが入った八宝菜を味わった。桂川孝裕市長は「もらいっ放しでは悪いですし」と話し、森町と「食の交流」を深めたいとしている。
贈るのはばら肉20キロともも肉40キロで、約1000人分。市の給食と同じように牛丼として提供される予定という。