【ファサーノ、エルサレム共同】バイデン米大統領は13日、5月末に自身が公表したパレスチナ自治区ガザの停戦案について「現時点で最大の障害はイスラム組織ハマスが同意を拒んでいることだ」と批判した。停戦実現は「予断を許さない」と述べ、外交努力を続ける姿勢を示した。先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開催地イタリアでの記者会見で語った。
バイデン氏は国連安全保障理事会やG7、イスラエルなどが停戦案を支持していると強調。イタリアのメローニ首相は、G7が13日に停戦案への「全員一致の支持」を改めて示したと表明した。
停戦案はイスラエルが受け入れたとされるが、極右勢力は拒否し、閣内で対立。