週明け17日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反落した。終値は前週末比712円12銭安の3万8102円44銭。日銀の金融政策の先行き不透明感や欧州の政局不安定化が、投資家心理の重荷となった。積極的に買い進める新規材料は乏しく、終日売り注文に押された。
TOPIXは46・60ポイント安の2700・01。出来高は約15億7千万株だった。
日銀は前週末の金融政策決定会合で、国債の買い入れ減額を決めた。ただ具体策決定は先送りし、投資家のリスク回避姿勢が強まった。
前週末は仏CAC40種が大幅下落し欧州主要国の株式市場も総じて軟調に推移。米ダウ工業株30種平均も下落した。