【ソウル共同】韓国軍関係者は18日、北朝鮮の軍人が同日午前、南北軍事境界線を侵犯したと明らかにした。警告放送と警告射撃後に引き返した。9日にも北朝鮮の軍人約20人が境界線を誤って侵犯したばかり。同関係者は「似た状況だ」と説明した。
非武装地帯(DMZ)内で何らかの作業を行っていたとみられるが、草木が茂って境界の標識が見えにくくなっている状況だった。侵犯は9日と同じソウル北方の京畿道や江原道付近の「中部戦線」で発生したが、場所は異なるという。
北朝鮮はDMZの南北軍事境界線の北側で4月以降、地雷埋設を活発化させているほか、対戦車防壁とみられる構造物の建設を進めている。