宝塚歌劇団の宙組に所属していた俳優の女性が急死した問題を巡り、昨年11月に脅迫メールを歌劇団に送ったとして、兵庫県警が威力業務妨害の疑いで東京都の30代男性会社員を書類送検していたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
書類送検容疑は「爆弾を仕掛ける」という趣旨のメールを送り、歌劇団の業務を妨害した疑い。「宝塚の対応が許せなかった」などと説明し、容疑を認めているという。
俳優の女性は昨年9月に急死。遺族側は上級生らのパワーハラスメントなどが原因の自殺だと主張した。親会社の阪急阪神ホールディングスは今年3月、パワハラを認めて補償する内容で遺族側と合意し、謝罪した。