山梨県は19日、富士山の山梨側登山道「吉田ルート」の5合目で7月1日の山開きから導入する入山規制のリハーサルを実施した。規制は混雑による事故のほか、夜通し寝ずに登る「弾丸登山」を防ぐ狙いがある。
リハーサルでは、県職員らが規制に伴う誘導や受け付けの手順などを確認。長崎幸太郎県知事が登山客役に扮して演習した。
5合目登山口に17日完成したゲートで、県は午後4時から午前3時まで山小屋の宿泊予約者以外の入山を制限する。登山者が1日当たりの上限4千人を超えた場合も閉鎖する。今夏の山開きから、通行料2千円の支払いを義務化。通行料は登山前日までインターネット上で事前決済できる。