【ブダペスト共同】スケートボードで5月のパリ五輪予選シリーズ上海大会に出場した20歳未満の日本の4選手(男女各2人)が現地で飲酒し、国内統括団体のワールドスケートジャパン(WSJ)から代表選手規程の違反行為として厳重注意などの処分を受けていたことが19日、分かった。WSJは選手名を公表していない。
4選手は五輪代表が決定する20日開幕の予選シリーズ最終戦、ブダペスト大会に出場する予定。
大会終了後の5月19日にスポンサーのスタッフから中国で18歳以上は飲酒ができると勧められるなどして、当初は意図しなかった行為に至ったという。飲酒の程度も考慮して2人は「口頭での厳重注意」、1人は「口頭での注意」、1人は「不問」とした。管理責任を問題視して日本代表の西川隆監督(58)は戒告処分とした。同監督はブダペストで取材に応じ「ルールや当たり前のことを守れるよう徹底していく」と話した。
WSJは「今後二度とこのようなことが起きないようにチーム体制を強化してまいります」とコメントを出した。