19日の党首討論では、選択的夫婦別姓を巡り応酬となった。立憲民主党の泉健太代表と共産党の田村智子委員長は、経団連の提言を踏まえ早期導入をそろって要求。岸田文雄首相は「家族の在り方や子どもの利益などの観点からも議論しなければならない」と述べ、慎重姿勢を崩さなかった。
泉氏は個別テーマの最初の質問で取り上げ「岸田内閣では全く進まない」と批判。田村氏は持ち時間の全てを使い「女性がキャリア断絶や煩雑な手続きなどの不利益を受けている。家族の一体感に関わるという捉え方自体が特定の価値観の押し付けだ」と追及した。
首相は「ビジネス面だけでなく、さまざまな角度から議論する必要がある」と反論した。